対人恐怖症を改善するのに失敗したこと・成功しそうなこと
私は小学生で対人恐怖症を発症し、それ以来どうやったら改善できるか試行錯誤してきました。(対人恐怖症を発症した経緯についてはコチラの記事に書いています)今回は対人恐怖症を改善するにあたって失敗したこと、成功しそうなことをご紹介します。
失敗したこと
・自分がコミュニケーションを上手くとれている様子を妄想
頭の中で自分が対人恐怖症を発症することなく人と接して楽しく話している様子を妄想していると、現実でもそうできるって思い込んでしまいます。しかし現実はいつも通り対人恐怖症を発症して妄想とは掛け離れた状態になります。対人恐怖症を発症するしんどさと妄想と現実とのギャップに苦しんでメンタルがやられます。
改善するどころか心が病みました。
・無理に明るく振る舞おうとする
無理に笑顔をつくったり明るく話しかけたりしても自分自身苦しいし、相手にも無理にやっていることが伝わってしまい心をむしろ開いてもらえないことがあります。頑張ってるのに空回りして逆効果になってしまうというのでメンタルにきます。これも改善するどころか心が病みました。
・自然体でリラックスしすぎる
頑張らずに自然体で臨んだら対人恐怖症は少しましになるような感じはします。しかし、あまりにもリラックスをしすぎると頭の回転が遅くなったりやる気がなくなったりして、何も喋らなくなってしまいます。(私だけかもしれませんが)これはこれで良い改善法とはいえないです。
成功しそうなこと
・自分が話している様子を動画に撮る→動画を見返してフィードバック
これはおそらく一番効果があると思います。
今日あったこと、自分の好きなことなんでも良いので話して、その様子を動画に撮ります。その後動画を見返して、話し方や声の大きさ、滑舌、目線などを確認をし、改善点を見つけ改善していきます。長い時間やらなくても良いので(1分2分でも全然ok)とにかく毎日継続してやると効果が出やすいと思います。
実際私は毎日…やってないんですけど(おい)、親がいないときなどを見計らってやってます。(見られると恥ずかしいので笑)
それでも割と効果は実感できます。対人恐怖症って上手く喋れない、笑顔がぎこちなくなってしまうといったコンプレックスで悪化してしまうところがあるんですけど、そういう自分ができていないところを客観的に見て改善していくことができるので、自然とコンプレックスも小さくなって対人恐怖症も改善の方向に向かうような感じはします。
・自分の思考を文章にして整理する
対人恐怖症で口下手になっている人は言いたいことをすぐに言葉にできるように訓練をする必要があります。そのために、ノートとかメモ帳でもなんでも良いので用意して自分が思ったことを文章にして整理する癖を日頃からつけることをお勧めします。
私も、最初は就活対策でノートに自分が思ったことなどを書いて整理していましたが、一回言葉にして整理するとそれについて話すときにすごく言葉が出てきやすかったです。
・対人恐怖症による不安はあるがままに今自分が何をやるべきかに集中する
これは岩井寛先生という方の「森田療法」で行われているやり方です。普通心に不安を感じたときはその不安を取り除こうとするものですが、不安はあるがままに自分が今やりたいと思うことに意識を向けることの大切さを教えてくれています。
これは本当に画期的です。私自身今まで対人恐怖症による不安を抑え、症状を抑えようとしていましたが、全然不安は減らないばかりか抑え込むのに疲弊していました。でもこの方法を実行してみると、その心配はなくなり何よりも
心が楽になります。その上、今やるべきことに冷静に目を向けることができます。
「森田療法」という本はアマゾンで売っているので、もっと詳しく知りたい方はぜひぜひチェックしてみてください!
・腹式呼吸でゆっくりとはっきり聞き取れる声で話す
なぜだかはよく分からないんですけど、これを意識すると対人恐怖症の症状が和らぎます。おそらく腹式呼吸が心を落ち着かせてくれて、なおかつ相手に言いたいことが伝わって自信がもてるからかもしれません。人と話すときは必ずこれだけはできるようにしておくのがお勧めです。
・対人恐怖症でしんどくなったら無理しない
対人恐怖症の症状が出たときは本当にしんどいですし、あまり無理してもむしろ悪化する可能性があります。なので無理せず、適度に一人でいる時間をとってあげて下さい。また回復して頑張れば良いだけの話です。
・嫌われる勇気をもつ
対人恐怖症の人は人に嫌われることを極端に恐れます。でも別に自分のことを嫌う人がいても良いと思います。その人とは相性が合わなかったか、自分の良さが伝わってないだけかもしれません。対人恐怖症の人は外からみるとおどおどして頼りなさそうに見えたりするのであんまりその人の良さって伝わりにくいかもしれない。でも対人恐怖症の人には例えば相手に嫌われてないかな、相手嫌な思いしてないかなと相手を気遣う優しさがあります。自分なんてコンプレックスだらけだと思い込んでしまうかもしれないけれど、人一倍の優しさがあるんです。その優しさには自信をもつべきだと思います。
そしてその優しさを分かってくれる人はきっといるし、自分のことを良く思ってくれる人もきっといます。そういう人たちとの繋がりを大事にするべきだと思います。
以上、対人恐怖症を改善するのに、失敗したこと、成功しそうなことでした。
私自身まだ対人恐怖症を改善できてるわけではないんですけど、同じ悩みを持ってる人の役に少しでも立てればと思いご紹介しました。