私が対人恐怖症になった経緯
私は対人恐怖症です。
少しでも共感してくれる人がいればという思いで対人恐怖症になった経緯を書きます。
生まれてから幼稚園の頃までの自分
もともと生まれながらに人見知りでシャイな性格でした。(赤ん坊の頃はとにかくよく泣き、2歳ぐらいに祖父母の家に遊びにいったときも母のそばを離れなかったらしい)
幼稚園の頃、友達をつくることができず1人でもじもじしている人でしたが、一緒に遊ぶ中で1人友達をつくることができました。
小1から小3までの自分
小1の頃、幼稚園でできた友達と近所に住んでいる新しくできた友達と一緒に遊ぶようになりました。新しい友達とは最初人見知りが発動し全然話せませんでしたが、全然話さない私を見てその友達が「大きな声であーって言ってみてよ」と言ったので、勇気を出して「あー」って言ってみたところ、今までの人見知りはどこへやら急にその友達と何でも話せるようになりました(笑)本当謎でしたが、その友達には本当感謝しています。
小2の頃、クラス替えによって2人の友達とは離れ離れになりあまり遊ばなくなりました。同じクラスで友達がつくれず不安でいっぱいでした。しかし運が良いことに、同じクラスに一人で過ごしていて自分と似たような雰囲気の女の子がいたので、その子に話しかけて一緒に遊ぶようになりました。(こういうときは人見知りが発動しない)
この友達とは3年になっても同じクラスだったので、引き続き一緒に遊ぶ仲でした。
小4の頃の自分 対人恐怖症になる
そして小4の頃、またあの嫌な出来事が起こりました。
クラス替えです。
このクラス替えで小2、小3の頃の友達とは離れ離れになり、小1の頃一緒に遊んだ2人の友達はもう他のグループに入っていて声がかけられませんでした。友達をつくろうにも人見知りが発動し、どこを見渡してもグループができていて、完全に孤立しました。
そしてこの頃対人恐怖症を発症しました。
周りは友達と仲良くやっているのに自分は1人でぽつん、周りの目線が気になる…
変な動きをしてしまうチック症に
誰かと話すときに何を話して良いのか分からない…
コミュ障に
そして、今までなんとか友達をつくれていたのにこの症状のせいで残りの小学校生活で友達がつくれませんでした。
休み時間は1人。他の子が外でワイワイ遊んでる中、教室か図書館で1人で読書。基本図書の授業で図書室から借りた1冊の本を読んでいたので、いつもすぐに読み終わってしまっていたけど、読む本がないのでこっそりもう1回読み直すことが多かったです。ある男子2人がそんな私の方を見て、「なんでずっと同じ本読んでるんだろう」「読む本がないからじゃないの」と言ったときは、自分が1人ぼっちであることを実感して胸が締め付けられる思いでした。
学校に行くのがすごくしんどかったです。でも不登校にはなれなかった。もし不登校になったら親や同じクラスの子に迷惑がかかるし、おおごとになってしまうと思ったから。私が不登校になることで、学校側は私を登校させようと同じクラスの子を自分の家に行かせたり、自分と仲良くするよう頼んだりするだろうし、親も登校させようと家から引っ張り出すだろうし、不登校のことが色んな人に知れ渡ってしまうだろうし、そんな不安がありました。
でもそうやって登校を貫いた私は心が疲弊していました。誰にも対人恐怖症のことを相談できず1人で抱え、家族に無愛想な顔をするようになりました。単純に辛かったっていうのもありますが、今思えば気づいて欲しかったんだと思います。誰か自分の苦しみに気づいてほしくて無愛想な顔をするようになりました。でも気づいてもらえなかった。(当たり前…)
大袈裟かもしれませんが人生で初めて死にたいと思いましたね。。
それ以降の自分
中学生以降は小学生の頃ほど症状はひどくありませんでしたが、それでも健在でした。チック症があんまり出なくなったり、1対1だったら少しは話せたりしたんですけども、人と話すときはいつも対人恐怖症の症状が出ていましたし、複数人の会話には目立つのが怖くて全然参加できませんでした。視線恐怖症やぎこちない笑顔が顕著に出ていたと思います。
そして大学生になった今も対人恐怖症です。
最後に
対人恐怖症になるのは一瞬です。
でも治すのは本当に難しい。
それを実感しながらも、私は対人恐怖症をなくしていきたいと考えています。
対人恐怖症になって本当に辛かったですが、対人恐怖症になって後悔はしていないです。
自分の生来の性格を考えれば、いずれは発症しただろうと思いますし、早めに対人恐怖症になったおかげで付き合い方も分かってきましたし。
対人恐怖症の改善に向けて取り組んでいることについては、 対人恐怖症を改善するのに失敗したこと・成功しそうなことという記事にあるので、 自分も対人恐怖症で悩んでいるという方は良ければ読んでみて下さい。
ここまで読んでくださってありがとうございました。